沖縄県警浦添署は3日、大麻リキッドを所持したとして沖縄本島中部の中学3年の男子生徒(14)を麻薬取締法違反の疑いで逮捕したと発表した。逮捕は5月26日付。
「自分で吸うために持っていた」と容疑を認めているという。那覇家裁は7月2日付で、男子生徒を第1種少年院送致とする保護処分を決めた。
 逮捕容疑は5月、本島中部で大麻リキッド約0・7グラムを所持した疑い。県警少年課によると、学校行事の最中に、男子生徒がズボンのポケットから大麻リキッドを入れた管状の容器を落としたのを学校関係者が発見。同日、県警に通報して発覚したという。
 男子生徒は「SNSでやりとりした人から買った」と供述しているといい、面識のない男と直接会って現金を手渡し、購入したという。県警が詳しい購入経路を調べている。
 違法薬物事件で昨年に県警が逮捕・書類送検した容疑者225人のうち10代は59人で、2020~24年の過去5年間で最多だったことが、組織犯罪対策課のまとめで分かっている。
 少年課によると今年5月末時点で、薬物事犯で摘発された10代は21人(昨年同時期23人)。いずれも麻薬取締法違反容疑だった。うち高校生は6人、中学生は今回の1人。
 県内では2023年、本島中部の中学3年の男子生徒が大麻取締法違反容疑で逮捕された。
昨年は薬物事犯での中学生の摘発はなかったという。
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