「カッピング」と呼ばれる“利きコーヒー”を競う世界大会「ワールド カップテイスターズ チャンピオンシップ2025」(主催・ワールドコーヒーチャンピオンシップ)が6月にスイスのジュネーブで開かれ、日本代表として出場したコーヒーマイスターの新田博章さん(31)=沖縄県宜野湾市=が4位に輝いた。
 6月26~28日に開かれた大会には世界約50カ国の代表50人が出場。
三つのカップに入ったコーヒーを専用のカッピングスプーンを使ってテイスティングし、その中から違う味のコーヒーを一つ選ぶ競技で、全8問の正解数と回答にかかったタイムを競った。
 同市大山でコーヒーショップ「uki.coffee」を経営する新田さんは、4年前の世界大会で10位になった経験を生かして順調に勝ち進み、決勝でタイ、中国、カナダの代表と計4人で対戦。味の違いを見極めるスピードでトップに立ったが、8問中2問が不正解となり優勝を逃した。
 結果を報告するため3日に沖縄タイムス中部支社を訪れた新田さんは「各国の代表と肩を並べて勝負し、ファイナルに進めたことは大きな成果」と喜んだ。一方、「あと一歩でチャンピオンになれたという悔しさはある。まだまだ上を狙い、世界一を取りたい」と意気込みを語った。
 (中部報道部・吉川毅)
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「利きコーヒー」世界大会で4位 沖縄・宜野湾市の新田博章さん 味の違いを見極める速さはトップ「まだまだ上を狙う」
世界大会で4位になったことを報告する新田博章さん=3日、沖縄タイムス中部支社
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