那覇市は直接の費用のほか、対応に当たった職員の時間外労働の費用などを県に求めたが、交渉が難航。23年に提訴した。
県は4日の県議会土木環境委員会で、今年3月に受け入れた裁判所の和解勧告に基づき、那覇市へ230万4120円を支払うための議案を6月定例会に提出していると説明した。
事故では安謝交差点付近の東西約1キロ区間にある46カ所のマンホールなどから汚水があふれ出た。県所有の下水道管が破損し、土砂が管内に堆積。管がふさがれたことで、接続されている市の下水道管からも下水が流れ出たという。
(政経部・田中青葉)