那覇署は4日、那覇市内の飲食店が客を装ったうその予約で現金352万円をだまし取られたと発表した。店に架空の業者から高級な酒などを仕入れるように求め、金をだまし取る「ドタキャン詐欺」と呼ばれる手口。
全国で相次いでおり、県内での確認は初めて。
 署によると2~3日、那覇市内の飲食店に予約客を装った人物から「お酒の持ち込みをしたい」などと電話があった。その後、SNSでのやりとりで「代金は飲食店の口座に振り込むので高級酒を至急そろえて」と架空の酒類販売店を紹介された。入金したように見せかけた画像をSNS上で確認した飲食店が、2回にわたり、高級シャンパン11本分の代金計352万円を指定の口座に振り込んだ。
 3日の予約当日になっても予約客は現れず、110番通報し、詐欺と判明したという。
酒の仕入れを要求、架空店に入金させ…当日来ない 偽の予約客が...の画像はこちら >>
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