免税店は 国際線ターミナルビル2階の搭乗待合室内に出店。区画は52平方メートル。国際線の航空機地上支援事業を行っているケイトマン・ザ・スカイ(石垣市)に業務委託して運営する。
店内ではインバウンド客に人気の菓子や雑貨、県内産品など97種類の商品を取り扱う。9月以降は国産化粧品などもそろえる。
日本空港ビルは、国内初の空港免税店を運営して今年で60年を迎える老舗。多様化するインバウンド客の旅行動向を分析して2022年3月に熊本空港の免税店で卸売事業を開始した。24年2月には地方空港初の直営店を茨城空港に出店後、同6月に花巻空港へ出店している。
石垣は台湾と香港、韓国を結ぶ国際線が運航している。今月は新たに別の航空会社が台湾路線を就航させる計画で、旅客数が増加している。
日本空港ビルの担当者は「石垣は東アジアに近く、八重山観光は高いポテンシャルを持っている。免税店運営のノウハウを生かして空港での満足度を向上させたい」と話した。