事故は5月6日午前5時40分ごろ発生。
上間さんはすぐに車を降り、炎が上がった車へ駆け付けた。運転席のドアは開かず、助手席側から体を乗り出し、運転していた男性の肩を抱えて車外へ引きずり出した。直後に車は全焼した。
過去にも、同様に車両火災が発生する事故現場に居合わせた経験があったという上間さん。「あの時、火が一気に燃え広がるのを目の当たりにした。今回も、すぐに助けなければと思って体が自然に動いた。無事で本当に良かった」と振り返った。
安里紀人消防長は「地域社会における助け合いの大切さを改めて感じた。勇気ある行動に心から敬意を表彰する」とたたえた。(中部報道部・垣花きらら)