米ハリウッドにあるマジックの殿堂「マジックキャッスル」主催の大会「ストローリング・マジック・ショーダウン」が6月に開かれ、県出身のMASA MAGICさんが3度目の優勝を果たした。8日に県庁で記者会見したMASAさんは「沖縄の皆さんに良い土産を持って帰ることができた。
夢に向かって一歩踏み出す勇気を与えたい」と語った。
 大会に出場できるのは、オーディションを通過したマジックキャッスルの会員のみで、世界各国からえりすぐりのマジシャンが集まった。審査方式は50人の審査員による投票制。1時間半から2時間の制限時間内に、各テーブルを回りマジックを披露した。
 技の難易度だけではなく、審査員とのコミュニケーションも重要なため「ゆんたく」を意識。十八番であるトランプを使ったカードマジックではスタンディングオベーションが起き、コロナ禍前の2018、19年に2連覇して以来の栄冠をつかんだ。
 沖縄タイムス社主催の「夢の種まきプロジェクト」で県内の学校を巡回した経験を持つ。夢を与える立場だったが、子どもたちの喜ぶ姿から元気をもらったと振り返る。
 次の目標は、FISMと呼ばれる世界大会への出場とマジックキャッスルが選ぶマジシャン・オブ・ザ・イヤーの獲得。「さらに上のステージで戦えるようになって、いつか沖縄で恩返しができたらうれしい」と意気込んだ。(社会部・西平光葉)
「ゆんたく」で審査員の心つかむ 沖縄出身のMASA MAGI...の画像はこちら >>
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