【屋我地島=名護】名護市済井出の當山節子さん(83)宅の庭でペトレア(クマツヅラ科)の紫の花が満開になり、訪れる人の目を楽しませている。別名はムラサキツクバネカズラ。
メキシコ・中央アメリカ原産のペトレアは半つる性植物の花木。房状に花が付き、一つ一つの花は1センチほどで、中心にある紫色の花びらと、その周りにある約2センチのがくの二段構えが特徴。花は3日ほどで散り、花弁のようながくが残るため花が咲いているように見える。
 當山さんは「15年前に苗木1本を植えて2年目から花が付いた。毎年見事な花を咲かせている。今年は2月末から開花した」と笑顔で話す。
 6月24日は近くの聖ルカ保育園(岸本恵美子園長)の園児7人が観察に来た。
 照屋秀治ちゃん(5)は「紫色がきれい」、新里みくるちゃん(6)は「近くから見たら花が二つ付いている」、富着大琥(たいが)ちゃん(6)は「良い香りがする」とそれぞれ感想を述べた。
 チューリップが好きな屋良彩羽(いろは)ちゃん(5)とゲットウが好きな碇悠李ちゃん(4)は「見上げて見る花もいいかも」と話し、池宮城知空(ともあ)ちゃん(5)は「この花が大好きになった」とご機嫌だった。
 當山さんは「皆さんの園や家でも咲かせてください」と一人一人にペトレアの苗をプレゼントした。(玉城学通信員)
 
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