小学校低学年の女児の陰部などを触ったとして、不同意わいせつ罪に問われた小学校教諭の30代男の論告求刑公判が10日、那覇地裁(田邊将高裁判官)であり、検察側は懲役3年6月を求刑した。弁護側は社会での更生支援が相当として執行猶予付き判決を求め、結審した。
判決は24日。

(資料写真)那覇地方裁判所

 検察側は、「イベント準備の手伝い」を口実に教室に残るよう女児に伝え、二人きりになってから犯行に及んだとして「卑劣で相当悪質」と指摘。再犯の恐れも高いとして、実刑が相当と主張した。
 被害者参加制度を利用し出廷した両親は、女児が心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し、夜眠れず不登校にもなっているとして「娘と家族の生活はめちゃくちゃに壊された。絶対に許せない」と訴えた。
 弁護人は家族が更生に向け生活支援を約束していることや真摯(しんし)に反省しているとして情状酌量を求めた。
女児にわいせつ行為 両親「娘と家族の生活はめちゃくちゃに壊さ...の画像はこちら >>
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