沖縄タイムス社(瑞慶山秀彦社長)は11日、県内の小規模福祉施設などを支援する第22回タイムスふれあい事業の贈呈式を那覇市の本社で開き、7施設・団体の代表に総額149万8650円を贈った。
 広報誌などを音読して視覚障がい者へ情報を届けている「西原町声の広報『声のかけはし』」(西原町)は使用してきた録音機材の生産中止に伴い、パソコンに切り替えるため助成を希望した。
小波津昭子代表は「録音方法を勉強して活動を継続していく」と誓った。
 就労継続支援B型事業所を運営する沖縄心和(名護市)は利用者17人と規格外品の果物を加工し、レストランなどに発送している。宮城武尚代表は大型の低温冷凍ストッカー購入で「これまで以上に高品質で多めに加工できる。農家と一緒に販路拡大へつなげたい」と声を弾ませた。
 同事業は2004年に始まった。延べ136施設・団体に総額3760万1843円を助成。瑞慶山社長は「利用者の利便性向上など、活動の幅が広がることを期待する」と話した。その他の助成先は次の通り。
 沖縄国際命の会(那覇市)▽パピルス(宜野湾市)▽豊饒会スマイル(本部町)▽あるまねっと(石垣市)▽富山型デイサービスまんまる(宮古島市)
(社会部・村井規儀)
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