[参院選 2025.7.20]
 第27回参院選は20日の投開票まで13日で1週間となった。沖縄選挙区では自民公認の奥間亮氏(38)=公明推薦、参政公認の和田知久氏(65)、「オール沖縄」勢力が推す無所属の高良沙哉氏(46)=立民、共産、社民、社大推薦=の新人3氏が炎天下、汗を拭いながら支持を呼びかけた。
他に政治団体「NHK党」公認の真喜志雄一氏(34)、無所属の比嘉隆氏(47)も立候補している。(参院選取材班) 

(右)街頭演説で支持を訴える奥間亮氏=12日、那覇市(中)街頭演説で支持を訴える和田知久氏=12日、恩納村(左)街頭演説で支持を訴える高良沙哉氏=12日、那覇市

 奥間氏は地盤の那覇市内を中心に街頭演説した。地方創生臨時交付金を活用したプレミアム付き商品券の発行や水道料金の減額など「那覇市議の経験を生かして国会議員としても県民の役に立ちたい」とアピール。西日が照り付ける中、沿道の有権者らと握手を交わした。那覇市内で開いた演説会には高市早苗前経済安全保障担当相らも駆け付け、支持を呼びかけた。
 和田氏は沖縄本島中北部で精力的に街頭演説した。恩納村のおんなの駅周辺では、自民党の森山裕幹事長が消費税減税の公約はできないとした発言を批判し、参政党が掲げる消費税減税・廃止の効果を強調。また課題の少子化は止まっていないとし「彼らがやっているのは『少子化にする対策』、これが実態だ。政府を取り換えるしかない」と強調した。
 高良氏は午前中、重点地区の那覇市で街頭演説を重ねた。沿道や車からの応援に笑顔で手を振る姿も。那覇市議選立候補予定者のほか、女性県議らも同行して支持を訴えた。
高良氏は今回の参院選が「生活者の手に政治を取り戻す戦いだ」と強調。自公政権を過半数割れに追い込むことで「消費税の減税、ガソリン暫定税率の廃止を実現していく」と力を込めた。
 13日は那覇市議選が告示される。参院選と同日選となることから県都・那覇では両選挙の「セット戦術」が激しく展開されそうだ。
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(右)街頭演説で支持を訴える奥間亮氏=12日、那覇市(中)街頭演説で支持を訴える和田知久氏=12日、恩納村(左)街頭演説で支持を訴える高良沙哉氏=12日、那覇市">
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