郵便物を配達せず自家用車や自宅に隠したとして、郵便法違反の罪に問われた南大東村の土木作業員の男(24)の初公判が14日、那覇地裁(大嶋真理子裁判官)であり、検察側は懲役1年を求刑した。弁護側は執行猶予付き判決を求め、即日結審した。


(資料写真)那覇地方裁判所

 検察側の冒頭陳述などによると昨年7~11月、当時日本郵便の契約社員だった被告は郵便物498通を車や自宅に隠したとされる。
 被告人質問で「(未配達が発覚し)上司に怒られるのが怖くて(郵便物を)ため込んだ」と述べた。事件前に注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断され、集中力が持続せず仕事に困難を来していたが、上司へ申告していなかったという。
「怒られるのが怖くて」未配達の郵便物498通隠す 那覇地裁で...の画像はこちら >>
(資料写真)那覇地方裁判所">
編集部おすすめ