同クラブが選挙期間中に声明を出すのは初めて。デマ合戦が加熱していることから理事会で緊急提案され、全会一致で決定した。
声明では「与野党を問わず、一部の政党が外国人の排斥を競い合う状況が生まれている」と危惧。「外国人を犯罪者扱いし、社会の邪魔者のように扱うことが、さも日本の社会をよくするかのように振る舞っている」と指摘した。
桐野会長は「差別や偏見の意識が大きなマスの状態になった時に社会が変わっていくことへの想像力がない」と危機感を表明。山田健太副会長(専修大教授)は「SNS(交流サイト)の情報が本当なのか、かっこよく、威勢のいい言葉が自分たちが求める社会につながるのかを考えてほしい」と要望した。(東京報道部・山城響)