沖縄県は、夏場の高温多湿で食中毒が多発する傾向にあるとして注意を呼びかけている。県によると、昨年1年間に県内で確認された食中毒は26件219人。
中心部まで火が通っていない鶏肉料理に起因するカンピロバクター菌によるものが多く「鶏肉は新鮮だから安全なわけではない」と強調する。
 県によると、県内の食中毒はコロナ禍以降、増加傾向にある。24年の26件のうち、カンピロバクター菌が最多の11件、魚に蓄積された自然毒シガトキシン(シガテラ)が4件だった。25年は6月30日時点で10件116人が確認されている。
 県薬務生活衛生課は「食中毒菌を『つけない、増やさない、やっつける』の予防3原則を実践することが重要だ」と話している。8月は食品食肉衛生月間。(社会部・下里潤)
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