沖縄県の玉城デニー知事は18日午前の定例会見で、県内での新型コロナウイルスの1定点医療機関当たりの患者数が18・06人でインフルエンザ注意報の発令を上回るレベルとなったことを明らかにした。「明日から3連休、学校は夏休みが始まり、人の移動が多くなる」として手洗いや、熱中症予防に注意しながらのマスクの着用などを呼びかけた。

 4日には県独自の新型コロナ感染拡大準備情報を発出していたが、7~13日の定点医療機関の入院患者数は83人で、60歳代6人、70歳代が24人、80歳以上が40人と高齢者の入院が多く報告されている。発熱外来で新型コロナの割合が増加しているという医療機関の報告もあり、今後も感染が広がる恐れがあるという。
 玉城知事は医療機関を受診する際はかかりつけ医への電話相談や事前の予約をすることで救急医療への負担を防ぐ取り組みも重要とした。(政経部・銘苅一哲)
沖縄のコロナ感染者数、1定点あたり18.06人 玉城デニー知...の画像はこちら >>
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