7月20日(日)は参議院選挙と那覇市議選の投票日となっています。
 投票率は当時の情勢や時代背景が大きく関わっていますが、あくまで天気からの目線として、参議院選挙に着目し、投票率のデータのある1970年以降の過去の投票日と投票率を調べてみました。

―参考記事―
沖縄県議選、投票率が高いのは曇りの日 ことし16日の天気は雨予想

参議院選挙の投票率と天気(那覇)※筆者作成

 振り返りは、気象庁の天気出現率を参考に独自の基準を設けました。投票時間の目安として午前7時から午後8時までの気象要素を対象とし、雲量は3時間毎の観測・1989年以前は3時毎の観測としました。

雨・・降水量が1.0ミリ以上観測
曇り・・降水量が1.0ミリ未満で、日平均雲量が8.5以上
晴れ・・降水量が1.0ミリ未満で、日平均雲量が8.5未満
 今回の基準では、晴れの日は8回、曇りの日は13回、雨の日は0回でした。
 沖縄地方の7月の平年は梅雨明けをして、台風の影響を受け始めるころですので、雨の日がなかったとは意外でした。
晴れの日の投票率の平均・・・66.32%
曇りの日の投票率の平均・・62.17%
 晴れの日が曇りの日よりも投票率の平均が上回る結果となりました。
 選挙と天気については、昔から雨の日は外出しにくい、晴れの日は行楽に出かけたい、曇りの日の方が投票率が高い―などと言われていますが、今回は雨の日のデータがなかったので、晴れの日と曇りの日のみでの判別となっています。
今年の参院選投票日、初めての雨に?
 参院選投票日の那覇市議選の20日(日)の天気を見てみましょう。

沖縄本島地方・大東島地方の予報 ※7月18日(金)午前11時、ウェザーマップ発表
宮古島地方・八重山地方の予報 ※7月18日(金)午前11時、ウェザーマップ発表

 7月18日(金)にフィリピンの東で台風6号が発生しました。台風は今後、本州付近にある高気圧にブロックされるため、北上することが出来ずに北西方向へ進み、次第に南シナ海へ抜ける見通しです。

台風6号の進路予想図※2025年7月18日(金)午後6時現在、ウェザーマップ

 今週末の沖縄地方は、台風6号からの湿った空気の影響を受ける見込みです。宮古島地方や石垣島地方では、断続的な強い雨や風に注意が必要です。

7月19日(土)午前9時の雨と風の予想 ※7日18日(金)正午時点の予想、ウェザーマップ
7月20日(日)午前9時の雨と風の予想 ※7日18日(金)正午時点の予想、ウェザーマップ
7月21日(月)午前9時の雨と風の予想 ※7日18日(金)正午時点の予想、ウェザーマップ

 沖縄本島地方や大東島地方でも、不安定な天気となる見込みです。
また、うねりを伴う高波にも注意が必要です。
この先も台風の卵の発生に注意
  8月3日(日)にかけての各地の天気と気温の予想を見てみますと、那覇は7月29日(火)ごろにかけて、南大東島は28日(月)ごろにかけて、宮古島は27日(日)ごろにかけて、石垣島は26日(土)ごろにかけて、雨が降りやすい日が続く見通しです。

那覇の8月3日(日)にかけての天気と気温予想 ※7月18日(金)午前11時、ウェザーマップ発表
宮古島の8月3日(日)にかけての天気と気温予想 ※7月18日(金)午前11時、ウェザーマップ発表
石垣島の8月3日(日)にかけての天気と気温予想 ※7月18日(金)午前11時、ウェザーマップ発表
南大東島の8月3日(日)にかけての天気と気温予想 ※7月18日(金)午前11時、ウェザーマップ発表

 この先、沖縄の南の海上で台風の卵の熱帯擾乱(ねったいじょうらん)が発生するような予測があり、その影響を受ける可能性があります。この先の台風の卵の発生時期や発生場所に注意が必要です。

7月26日(土)の気圧配置と雨の予想 ※7日18日(金)正午時点の予想、ウェザーマップ

 また、7月18日(金)午前0時時点での沖縄本島の合計11ダムの貯水率は88.3%で平年値との差は-5.1ポイントとなっています。
7月23日(水)頃からかなりの低温予想
 7月17日(木)に「低温に関する早期天候情報(沖縄地方)」が沖縄気象台から発表されました。沖縄地方は7月23日(水)頃から、かなりの低温になる予想として注意を呼びかけています。
 沖縄地方の向こう2週間の気温は、湿った空気の影響を受けやすいため、平年並か低い日が多く、21日(月)頃からはかなり低くなる見込みです。 農作物の管理等に注意してください。(かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差-0.7℃以上)
 ただ、低温といっても寒さを感じるような気温ということではなく、あくまで平年の値から”かなりの低温”という基準になっています。
 ちなみに2024年は県内各地で異常な暑さとなりましたが、2024年7月19日は那覇で36.0℃を観測しました。(那覇の観測史上1位の値)
 また、夏から秋にかけては海水温が高い等の影響で、平常時の潮位が年間で高い時期となります。

 7月25日(金)の新月の前後は大潮の時期にあたり、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなります。7月24日(木)から27日(日)にかけては、沖縄本島地方、宮古島地方及び石垣島地方では、海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがあり、注意が必要です。
ー関連リンクー
遊歩道がまるで海?! 那覇で冠水 満潮時と干潮時の潮位の差は210センチ

 
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