世界各地のユニークな植物の種約400種類を展示。海流や重力などさまざまな種の散布方法を紹介する。世界一重いとされる約5キロのフタゴヤシの種は模型で重さを体感できる。ナツメグなどスパイスとして使われる種や装飾品も並び、人とのつながりを学べる。
18日の開会式で美ら島財団の足達正明専務理事は「種には生物たちの戦略が詰まっている。植物のたくましさや知恵に思いをはせてほしい」とあいさつ。同財団総合研究所の米倉浩司上席研究員は「子孫を残す方法に着目した。子どもたちにも分かりやすい展示なので家族で来場してほしい」と呼びかけた。毎週月曜と7月22日、8月12日は休館。(社会部・西平光葉)