[参院選 2025.7.20]
 第27回参院選は20日投票、即日開票される。沖縄選挙区(改選数1)には自民の奥間亮氏(38)=公明推薦、政治団体「NHK党」の真喜志雄一氏(34)、参政の和田知久氏(65)、「オール沖縄」勢力が推す無所属の高良沙哉氏(46)=立民、共産、社民、社大推薦、無所属の比嘉隆氏(47)の新人5人が立候補。
物価高対策を最大争点に、奥間氏と高良氏が事実上の一騎打ちを繰り広げた。20日午後11時ごろには大勢が判明する見通し。 (参院選取材班)

(左)打ち上げ式で支持を訴える奥間亮氏=19日、那覇市おもろまち(金城健太撮影)、(中央)打ち上げ式で支持を訴える和田知久氏=19日、沖縄市上地(小宮健撮影)、(右)打ち上げ式で支持を訴える高良沙哉氏=19日、那覇市おもろまち(宮城貴浩撮影)

 沖縄選挙区の結果は、同じ全県選挙で県内政局の天王山といわれる来年の知事選の「前哨戦」とみられている。各候補者は有権者の関心の高い物価高対策や、安全保障政策、沖縄振興の在り方などを主要政策に論戦を繰り広げた。

(左)真喜志雄一氏、(右)比嘉隆氏

 奥間氏と高良氏が那覇市内で、和田氏が沖縄市内で最後の訴えに立ち、支持を求めた。
 奥間氏は「自民党には逆風が吹いているが、無所属では世の中を変えられない。自民党の内側から変えさせてほしい」と声を張り上げた。「今すぐ必要なのは物価高対策だ」とし、暮らしを最優先する政治と、医療や福祉政策の充実を訴えた。
 和田氏は在日米軍専用施設が沖縄に集中している現状に「どの政治家を選んでも現状は変わらなかった」と指摘。社会保障費が上がり国民の負担する税も上がっているとし「流れを変えよう。私を国会に送ってほしい」と国政変革を訴えた。
 高良氏は「私たちの声に背を向けた自民党は消費税の減税、ガソリンの暫定税率の廃止にも反対している」と批判。
基地負担やPFAS汚染の問題解決、普天間飛行場返還など「何一つ実現しない。政治への怒りを託してほしい」と強調した。
 県内の2日現在の選挙人名簿登録者数は118万7454人(女性60万9029人、男性57万8425人)。

参院選沖縄選挙区の候補者一覧
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(左)打ち上げ式で支持を訴える奥間亮氏=19日、那覇市おもろまち(金城健太撮影)、(中央)打ち上げ式で支持を訴える和田知久氏=19日、沖縄市上地(小宮健撮影)、(右)打ち上げ式で支持を訴える高良沙哉氏=19日、那覇市おもろまち(宮城貴浩撮影)">
「物価高対策」が争点 参院選はきょう20日に投開票 沖縄選挙区の5候補が最後の訴え
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