「王国」は2005年7月の発足から今年で20周年を迎えた。06年には、吹く指の曲げ方が数字の「7」に似ていることや10本の指でも吹き鳴らすことができることなどにちなみ、7月10日を「指笛の日」とし、毎年公演を行っている。
「国王」の垣花譲二さん(76)は「指笛から元気を頂き、この夏を乗り切ってほしい」とあいさつ。メンバーの優美な演奏に観客も手拍子で合わせるなど会場一体となって楽しんだ。演奏に聴き入った市文化協会会長の銘苅良光さん(79)は「素晴らしい演奏。障がいの有無にかかわらず、老若男女問わず楽しめて喜びを与える、文化活動の原点ですね」と話した。(浦添西原担当・新垣玲央)