本年度は国王28人、王妃43人の計71人の応募があった。1次審査を通過した10人が自己PRし、最終審査で新国王と新王妃が決まった。2人は、首里城復興祭(11月1~3日)や正月の「新春の宴」(来年1月1~3日)に出演する。
又吉さんは那覇市首里の出身。父の盛秀さんも首里振興会に関わっていたという。「生まれ育った首里に何か恩返しできないかと思い応募した。地域のために活躍したい」と意気込んだ。
砂邊さんは琉球料理の講師などを通して沖縄の文化継承に取り組む。来年秋に見込む正殿完成を前に「王妃として、未来につなげる役割を私らしく体現したい」と語った。(社会部・豊島鉄博)