法律で定められた事前通報をせずヨットで金武中城港に入港したとして、中城海上保安部は22日、船長でシンガポール国籍の自称会社役員の男(47)を国際船舶・港湾保安法違反の疑いで逮捕した。容疑をおおむね認め「通報は重要ではないと判断した」と供述しているという。

 容疑者は18日、事前通報せず同港の与那原マリーナに入港した疑い。また、男は入港時に操舵(そうだ)を誤り係留中の船に衝突し、同保安部が業務上過失往来危険の疑いでも調べていた。
 同保安部が任意で船長を捜査していたところ、滞在先のホテルから一時的にいなくなったため、戻ってきたところを逮捕した。同保安部によると容疑者は一時的に外出していたという。
 ヨットは10・549トンのポーランド船籍。容疑者は観光で訪れており、風が強いため寄港した旨の話をしているという。容疑者の他、2人が乗船していたという。
事前通報せず沖縄の港に入港した疑い ヨットの船長を逮捕 捜査...の画像はこちら >>
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