[胃心地いいね] (838) gelateria oro(ジェラテリア・オーロ) 北谷町北前1丁目9の2
 沖縄県北谷町にこの春オープンしたジェラート専門店「gelateria oro(ジェラテリア・オーロ)」。赤や緑、黄色と色とりどりのジェラートがショーケースを彩り、訪れた人の目を楽しませる。
イタリア語で金(ゴールド)を意味する店名のoroには「誰かにとって一番のジェラート屋さんになりたい」との店長、大湾史華さん(28)の思いが込められている。
 大湾さんは大学時代、ワーキングホリデーで訪れたカナダで本場イタリア人職人のジェラート店で働いた。本場の技と味に触れ、「沖縄でこのおいしさを広めたい」との思いが芽生えた。大学卒業後は観光業に就職しながらも夢を持ち続け、その思いが実を結んだ。
 店内のショーケースには、ミルクやチョコレート、ピスタチオといった9種類のフレーバーが並ぶ。値段はシングル450円、ダブル550円、トリプル620円。
 こだわるのは「甘過ぎず濃厚でなめらかな味わい」だ。絶妙な味を出すためグラニュー糖、ブドウ糖、トレハロースなど7種類の砂糖を使う。
 大湾さんは「甘さが強過ぎると飽きがくる。けれど砂糖を減らし過ぎると、ジェラートが硬くなる。そのバランスを見極めるのが難しいけれど、面白い」と話す。
 お店のお薦めメニューの一つがジェラートケーキ。
いちごドリップケーキ(500円)やアモリーニマンゴー(600円)、ピスタチオケーキ(同)などでホールサイズもあり、誕生日にもぴったりだ。
 開業から4カ月、店の営業にも慣れてきた。大湾さんは今後、店舗での販売だけでなくホテルや小売店への卸販売も視野に入れる。「いろんなところで提供することで、ジェラートをもっと広めたい」と沖縄での定着を目指している。(中部報道部・比嘉大熙)
 【お店データ】営業は正午~午後8時。定休日なし。駐車場3台。
 
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映えるジェラートは甘過ぎず濃厚 カナダで本場の技に触れ開業 絶妙な味わいの秘けつは? 北谷町の専門店oro
gelateria oro(ジェラテリア・オーロ)
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