放課後の教室で小学校低学年の女児の陰部を触るなどしたとして、不同意わいせつの罪に問われた元教諭の30代男の判決公判が24日、那覇地裁で開かれ、田邊将高裁判官は懲役2年6月(求刑懲役3年6月)を言い渡した。判決は「担任教諭として教え導く場にある被告人が、その立場や信頼を悪用した」とし、「刑事責任はかなり重く実刑は免れない」と判示した。

 判決によると、今年3月5日と10日、女児の学級担任だった被告の男は放課後に居残りするよう指示し、二人きりの状況で犯行に及んだ。下着を脱がせて陰部や尻を触ったと認定した。
 これまでの公判で、男は起訴内容を認め「心が乱れてそういうことをしてしまった」と述べながら、犯行時の詳細は「あまり覚えていない」と繰り返した。
 女児は事件後、夜寝付けず不登校となり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されたといい、両親が厳罰を求めていた。
 県教育委員会は7月、男を懲戒免職にした。
女児に不同意わいせつの元教諭に懲役2年6月 那覇地裁「担任の...の画像はこちら >>
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