沖縄初の大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」が25日に開業した。開業前の22、23日、メディア向けの体験ツアーが行われた。
本紙の記者が参加し、一足早く、大自然の中で「パワーバカンス」をコンセプトにしたアトラクションを体感した。(政経部・玉城日向子)
 22日の名護市の最高気温は32・2度。カンカン照りで、立っているだけで汗が噴き出す。持参した日傘を差しながら入場ゲートをくぐると、目の前に「JUNGLIA」と書かれた大きなモニュメントが現れ、高揚感が高まった。
 体験したアトラクションは22のうち七つ。メインの「ダイナソーサファリ」は、約4万5千平方メートル(東京ドーム約1個分)の広大な敷地内で楽しむ。ジャングルの中を車で恐竜から逃げ回る設定だ。大型オフロード車に乗り込み、T-REXなど18頭の恐竜に接近した。
 悪路を進むため、ガタガタと上下左右に体が揺られて何度も投げ出されそうになる。絶叫しながら体を固定するロープに必死にしがみついた。ジャングルの中を駆け抜ける疾走感があり、大人から子どもまで楽しめそう。
 最もスリルがあったのは、支柱の高さが約18メートルある4人乗りブランコにハーネスを着けて乗る「タイタンズスウィング」だ。
後ろ向きに上昇し、最も高い位置で停止した後、乗客が自らロープを引くと、一気に高速でスイングする。ぞくっとくる浮遊感に思わず叫び声を上げた。
 この他、ジャングルで迷子になった恐竜を探す「ファインディングダイナソーズ」などのアトラクションを体験した。
 2日間で13時間以上、パーク内に滞在した。想像以上に日陰が少なく、終わった後は、爽快感に包まれつつも暑さでヘトヘトになった。来場の際は熱中症対策が欠かせない。帽子や傘、日焼け止めや冷却グッズ、飲み物が必携だ。
 暑さ対策として、各アトラクションには、受け付けすると待ち時間の間、列から離れて過ごせる「待ち列解放サービス」がある。無料の給水所やミストファンが数カ所に設置され、自動販売機もある。

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ジャングリア沖縄体験ルポ 恐竜から逃げろ!大人も絶叫 日陰少なく熱中症対策は必須
アトラクションの一つ「ファインディングダイナソーズ」で、恐竜を刺激しないようにつり橋を渡る玉城日向子記者(左から2人目)=23日、今帰仁村・ジャングリア沖縄
ジャングリア沖縄体験ルポ 恐竜から逃げろ!大人も絶叫 日陰少なく熱中症対策は必須
巨大なブランコで風を切って進む「タイタンズスウィング」=22日、今帰仁村・ジャングリア沖縄(小宮健撮影)
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