ついに、ジャングリア沖縄(沖縄県今帰仁村)が25日に開業を迎えました。構想から14年。
台風7号と8号の「ダブル台風」が沖縄地方に接近し、横殴りの雨が降る中、24日の開業前夜祭で、ジャングリアを手がけた株式会社「刀」の森岡毅代表は「沖縄をもっと豊かにできるんだと、この思いを信じてずっと追いかけてきた」と語りました。
前夜祭で抱負を語る刀の森岡毅代表(手前)=24日午後8時52分、今帰仁村・ジャングリア沖縄(小宮健撮影)

 「ジャングリア沖縄、思い起こせば、14年前なんです。 一番最初に、この沖縄にものすごいポテンシャルがあるということに気づいたのが14年前になります。それからずっと、この可能性を掘り起こして、この日本の新しい切り口に変えていくんだと、沖縄をもっと豊かにできるんだと、この思いを信じて、ずっと追いかけてきました。しかし、この道のりは非常に長く、そして挫折と困難に満ちていました」(森岡氏のスピーチ全文はこちら)
 この「沖縄を豊かにできる」という森岡代表の考えについては、個人的に思うところがあり、2023年にこのデジ編チョイスでも取り上げたことがありました。

県民の認知率、圧倒的に高く97%
 LINEヤフーが運営するLINEリサーチ(東京都)が6月に全国の15~69歳の男女1056人に「ジャングリア沖縄を知っているか」調査したところ、認知率は49・3%。知っていると答えた人のうち「行ってみたい」という利用意向があるのは66・4%で、半数を超えたそうです。
 一方、この調査を沖縄県内在住者(322人)に限ると、認知率は97・2%と圧倒的に全国より高いものの、利用意向は60・7%で全国に比べてやや低い傾向にありました。
 何を隠そう、実は、私も、混んでいそうだし、暑そうだし、子連れは大変そうだし・・と「行ってみたい」と思っていなかった一人。でも、その考えが、この2本の記事を読んで変わりました。
記者が伝えたいことをギュッと凝縮
 私の行きたい欲をかき立てた記事。それは、記者たちが実際にジャングリア沖縄を歩き、感じたこと、読者の皆さんに伝えたいと思ったことを凝縮したルポです。


「スカイフェニックス」で勢いよく滑空する来場者=25日午前11時23分、今帰仁村・ジャングリア沖縄(小宮健撮影)

 絶叫好きの又吉朝香記者が選んだ「おすすめアトラクションベスト3」の体験ルポは、同じ絶叫好きとしてはたまらない。飛行機で行かなければならない距離ならいざ知らず、自宅から車で1時間余りで行ける場所にあるのなら、一度は乗ってみたい・・・、そう思わざるを得ませんでした。

 ただ、とにかく暑く、事前の装備が肝心だそう。
 (メディアツアーに参加した)22日の沖縄本島北部の天気は晴れのちくもり。最高気温は32度。午前9時半から午後6時過ぎまで計8時間30分の滞在時間で、スマートフォンに搭載された万歩計を見ると9176歩、歩いていました。
 園内は想像以上に日陰が少なく、アトラクション間を歩いて移動するため、たくさん汗をかきました。冷却シートは使い切ってしまいました。体温を下げることができるので、クールダウンのために絶対持っていた方がいいです。(又吉記者のルポ)

断続的な雨により蒸し暑い天候となった開業日。子どもの顔にも汗がにじむ=25日午前9時40分、今帰仁村・ジャングリア沖縄(宮城貴浩撮影)

園内販売のペットボトルは250円
 子育て中の身としては、特に小さい子どもを連れて行くのに、待ち時間にぐずらないか、本当に怖がらず楽しめるのか、など不安も大きいです。
 しかし、年齢別で楽しめるアトラクションや、園内の子どもトイレ、おむつ換えスペース、待ち時間短縮のためのプレミアムパス・整理券の取得戦略などをまとめた銘苅一哲記者の体験ルポを読んで、少し不安がやわらぎました。
ルポに書いてあるポイントを押さえて、しっかりと戦略を立てていけば楽しめそう・・!

 園内で恐竜に出会える「ファインディングダイナソーズ」は全年齢対象で体重や身長の制限はありません。3歳と1歳の2人はここに連れて行きたい! ジャングルの中で迷子になった恐竜の赤ちゃんを、ナビゲーターとともに探しに行くアトラクション。植物に囲まれた細い道を自分たちで歩いて進みます。3歳なら自分で歩き、1歳児も抱っこで参加できるでしょう。(銘苅記者のルポ)

入場しナビゲーターとハイタッチする子どもたち=25日午前10時2分、今帰仁村・ジャングリア沖縄(小宮健撮影)

 ちなみに、園内で販売しているペットボトルは250円(!)。銘苅記者は1日で3本を消費したそうです。園内には給水ポイントも複数あるとのことなので、水筒なども活用しながら、水分補給を欠かさないようにしたいですね。

ここまで話して大丈夫? 記者座談会
 参院選の投開票が20日に終わりました。ぜひ読んでほしいのは、候補者や支持者たちの悲喜こもごも、葛藤を間近に見た記者が、今だからこそ語れる裏話や本音を交えて、17日間に及ぶ選挙戦をじっくりと語り合った「記者が見た選挙戦の裏側」の記事です。

 社内でも「ここまでぶっちゃけて話して大丈夫?」という声が出たほど、正直に語り合っています。ぜひご一読ください!
 沖縄地方に接近している台風8号の進路が心配なところ。週末の天気は気象予報士・崎濱綾子さんのコラムでぜひチェックを。
今週のデジ編チョイスは、篠原知恵が担当しました。
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ジャングリア沖縄、ウチナーンチュの「行きたい」割合は全国よりやや低く【7月19日~25日タイムス+プラスから】
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