【東京】関東最大級のエイサー祭り「中野チャンプルーフェスタ2025」(主催・中野北口昭和新道商店街)が19、20の両日、JR中野駅周辺で開かれた。21回目の今年は3カ所で道じゅねーもあり、街全体に太鼓の音が鳴り響いた。
(宮里英克通信員)
 沖縄からの出演を含む33団体が、ばちさばきを披露した。中野打越保育園の園児たちのエイサー隊と前川守賢さんのコラボもあり、和やかなムードに包まれた。
 「目玉企画」として沖縄市の泡瀬京太郎保存会が出演。勇壮かつひょうきんな祝福芸を披露して会場を沸かせた。うるま市からも南風原青年会や曙区青年会が出演。同市経済産業部の岸本力部長は「とても雰囲気がいい」と笑顔で話した。
 中野区には1970年に「沖縄郷土の家」が開設され、県出身者が多く集まる。2004年に昭和新道夏まつりで道じゅねーをしたことがきっかけで、05年に第1回中野チャンプルーフェスタが開かれた。
 実行委副委員長の上原慶さん(45)=沖縄市出身=は「先輩たちのおかげで沖縄文化が中野に根付いている。それを伝えられるのがうれしい」と語った。
 今年で2回目の来場という高田美幸さんは「迫力のある演舞に感動した」と興奮気味に話した。
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