リクルートは25日、那覇市内のホテルで「じゃらんフォーラム2025」を開いた。じゃらんリサーチセンターの森戸香奈子主席研究員が、13~28歳のZ世代の価値観や旅行スタイルに関する分析を紹介。
国内では人口の約15%だが、世界では約30%と最も多い世代で次のトレンドを作る層のためZ世代の心をつかむ宿づくりが重要と説明した。
 宿泊旅行実施率は男性が55・7%、女性が63・6%と他の世代より高く、宿泊・交通費は低いが、現地での体験や食事などの費用は最も高いという。宿に対して、特別な体験と実感できるよう演出する仕掛けやゲストが地域と自然につながれる仕組みを提案した。
 優れた取り組みのホテルや地域をたたえる「じゃらんアワード2024」(沖縄ブロック)も発表。「元気な地域大賞」には琉球ホテル&リゾート名城ビーチ(糸満市)が輝いた。閑散期やナイトコンテンツの対策として始めたイルミネーションが地元住民からも高い支持を得ている。今後地域総消費額の創出が期待されると評価された。
 その他の主な受賞者は次の通り。
 ベストプランニング大賞=UmiOto ウミオト女子旅・一人旅にオススメのゲストハウス(宮古島市)▽売れた宿大賞=Seven Colors石垣島(石垣市)、the rescape(宮古島市)、琉球温泉瀬長島ホテル(豊見城市)、カヌチャベイホテル&ヴィラズ(名護市)、フサキビーチリゾートホテル&ヴィラズ(石垣市)▽泊まってよかった宿大賞(総合)=西表島ゲストハウス島時間(竹富町)、アクアセンスホテル&リゾート(恩納村)、はいむるぶし(竹富町)、ハレクラニ沖縄(恩納村)
(政経部・川野百合子)
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