御菓子御殿(沖縄県読谷村、澤岻英樹社長)は、運営する「御菓子御殿 読谷本店」が23日に開業20周年を迎えたのを記念し、「学習支援ノート」を制作した。
 小学校低学年用、小学校高学年用、中学生用の3種類あり、村内の小学校5校の全児童2937人と中学校2校の全生徒1524人に配布する。

 ノートには、村の特産品の紅いもが沖縄で広まっていった歴史や村おこしから生まれた元祖紅いもタルト誕生の裏話、製造工程の紹介などが盛り込まれている。
 ノートの下部には村や御菓子御殿にまつわるクイズがあり、楽しみながら地域への理解を深められる。
 同社は、2005年に御菓子御殿読谷本店をオープン。これまでにも中学生の職場体験の受け入れなど地域貢献の取り組みを続けてきた。今回は村の子どもたちの学習支援のため、記念事業としてノートの制作を決めた。
 澤岻社長は「紅芋が特産品であることは知られているが、歴史などを知らない子も多い。ノートを活用して子どもたちが知るきっかけにしてもらえたらうれしい」と話した。
(中部報道部・比嘉大熙)
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