[ヒットのたまご](290)沖縄物産コーディネイター 池村博隆
 琉津の畑井久欣(ヒサヨシ)社長は青森県出身で東京、青森で小売業を経験した後、活気ある沖縄に魅力を感じ、2000年に妻の真由美さんの故郷沖縄へ移住しました。県内県産品卸商社勤務を経て、13年に県産品の製造卸売業として琉津を創業。
社名は琉球と津軽の架け橋になりたいとの思いが込められています。
 主力商品は、量販店などが販路の「沖縄旬搾シークヮーサー搾り」。「スパイシーなスープで食べるカレー沖縄そば」は、青森県のソウルフード「味噌カレー牛乳ラーメン」を基に作られたスープを使った、琉球と津軽のコラボ商品です。
 畑井社長が目標とする会社は、琉津が代理店を務める、こだわり珍味を中心とする食品メーカーの「伍魚福(ごぎょふく)」。協力工場200社と提携し自社で工場を持たない、今注目のファブレスメーカーです。
 畑井社長はコロナ禍で外的要因に左右されない県内製造体制の強化の必要性を痛感。小売店から商品開発の要望を受け、県内メーカーに依頼したり、また逆に、メーカーとの共同開発商品を小売店に「売り場提案」したりしています。「メーカーと継続取引するためにも信頼関係が重要。県内でハブ的役割を要望され担える会社になりたい」と話します。足元をしっかり見つめ、自立自走する沖縄のために自信の持てる商品づくりにまい進する琉津に期待です。
 【メモ】豊見城市豊崎1の961。電話098(850)3792。
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青森県のソウルフードを沖縄そばのスープに 「琉球と津軽の架け橋になりたい」 青森出身が社長の琉津[ヒットのたまご]
畑井久欣氏
青森県のソウルフードを沖縄そばのスープに 「琉球と津軽の架け橋になりたい」 青森出身が社長の琉津[ヒットのたまご]
琉津の(左から)「スパイシーなスープで食べるカレー沖縄そば」(298円)「沖縄旬搾シークヮーサー搾り360ミリリットル」(1180円)「同60ミリリットル」(537円)
青森県のソウルフードを沖縄そばのスープに 「琉球と津軽の架け橋になりたい」 青森出身が社長の琉津[ヒットのたまご]
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