24日から全便欠航が続く座間味島では食材不足で飲食店が次々に閉店。台風接近前に本島に戻るよう勧めても滞在する観光客もいた。島で飲食店を営む宮村幸文さん(65)は24日に店舗を閉店。「近所の飲食店で開店しているのは2軒くらい。観光客の一部も那覇の漁船をチャーターして帰っていった。28日も欠航なら自分も食べるものがない」と語った。
隣の渡嘉敷島では「JAスーパーとかしき」の食材棚が26日時点でほぼ空っぽに。住民によると、家庭に保存している冷凍食品やインスタント食品でしのいでいるという。
久米島では27日、4日ぶりにフェリーが運航したが食品流通は回復せず、島内の店舗では生鮮食品の品不足が続いた。
久米島町仲泊の玉寄スーパーではパンや冷蔵棚の空きが目立った。買い物に訪れた親子は「卵と納豆が手に入らない。早く届いてほしい」とがっくりした様子。