昨年11月の沖縄本島北部豪雨で甚大な浸水被害を受けた国頭村比地区の復興を支援しようと、県内の高校7校の生徒有志でつくる「沖縄高校生ボランティアの会」が募金活動をしている。沖縄尚学高校2年の森川開斗さんが、昨年始めた活動を他校にも呼びかけ、支援の輪が広がった。
100万円を目標に掲げる。
 森川さんは昨年12月、沖尚生のみで集めた寄付金23万2511円を同村へ贈った。今回の寄付額はすでに90万円を突破し、8月21日に贈呈する予定だ。
 森川さんが今年1月以降、協力を依頼する直筆の手紙を各校に送ったところ「バトンみたいに賛同者がつながった」。向陽、北中城、球陽、那覇西の4校にもメンバーができ、沖尚生9人から始まったボランティアは60人を超えた。
 今月19日には沖尚と浦添工、豊見城南の3校の生徒15人以上が「てんぶす那覇」前の広場で募金を呼びかけた。
 27日には、森川さん、平良優樹さん、具志堅功宗さん、前代祉音さんの沖尚2年生4人が那覇市の県民広場で声をからして協力を呼びかけた。森川さんは「募金した人が差し入れまでしてくれることがある。応援されていることを感じる」と手応えを語った。
 募金は銀行振り込みや同会インスタグラムからも受け付けている。振込先は琉球銀行寄宮支店(普通預金、口座番号1043980)、名義は「国頭村を助けよう高校生ボランティアの会」。インスタは以下から。
募金活動の日程も確認できる。(社会部・又吉嘉例)
 ■高校生ボランティアの会のインスタグラム https://www.instagram.com/rebirth_kunigami?igsh=MWZ4MXZoM3Z6OXI4dg==
 
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