【宜野湾】コンビニ利用客の特殊詐欺被害を未然に防いだとして宜野湾署は7月15日、セブンイレブン宜野湾真栄原3丁目店オーナーの荻堂琴葵さん(24)=那覇市と母で店長の有美さん(56)=同市、店員の南風原長大さん(39)=宜野湾市=に感謝状を贈呈した。上間誠署長は「詐欺への意識を高く持って対応したおかげ」と感謝した。

 同署によると6月6日、60代男性はパソコンの画面に出てきた「ウイルスに感染」との表示を見て、ソフトの管理者を名乗る相手と電話。ギフトカードの購入を指示され、コンビニで4万円分のギフトカードを購入しようとしたという。
 男性に「ギフトカードを買いたいがどれか分からない」と案内を頼まれた南風原さんは詐欺を疑い荻堂オーナーに連絡し、警察へ通報した。
 男性は常連客だという。南風原さんは「お客さんとのコミュニケーションが大切。会話のリレーが防止につながった」と安堵(あんど)した。県内194店舗の中で最年少オーナーだという荻堂さんは「声かけを積極的にできる従業員を増やしていきたい」と話した。(社会部・吉田光)
「会話のリレー」で特殊詐欺被害を防ぐ コンビニ店員・荻堂さん...の画像はこちら >>
編集部おすすめ