【与那原】台風で1週間延期になっていた与那原大綱曳(ひき)が3日、与那原町の御殿山(うどぅんやま)青少年広場であった。那覇、糸満に並ぶ沖縄三大綱引きで450年以上の歴史があり、綱は東西合わせて長さ約90メートル、重さ約5トン。
「東(あがり)」が1分53秒で「西(いり)」を制し、昨年の雪辱を果たした。
 2回戦の初戦が本戦となる。カナチ棒が入った瞬間、合図なしで勝負が始まった。会場にはドラや鉦鼓(ソーグ)が鳴り響いた。前舞(メーモーイ)と呼ばれる東西それぞれの踊り手の女性陣や、町内外から駆け付けた「綱(ちな)武士(むし)」など約7千人が集まった。
 実行委員長の照屋勤さん(森下区長)は「与那原大綱曳の『曳』は幸せを曳く意味がある。500年目指して来年も曳(ひ)きましょう」と笑顔を見せた。(南部報道部・平島夏実)
沖縄三大綱引きの与那原大綱曳 東が1分53秒で勝利 長さ90...の画像はこちら >>
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