【南大東・北大東】台風8号による南大東村と北大東村の豪雨災害で3日、南大東では定期船の貨物が18日ぶりに荷揚げが完了し、スーパーの店頭に野菜や卵などが並んだ。
 定期船は2日に到着したが、高波の影響で食料品などを荷揚げできなかった。
3日午前11時ごろ、生鮮食品が入った冷蔵コンテナなどを運び入れた。
 同村在所の与儀商店にはニンジンやキャベツ、トマトなどが棚に並び、近隣のスーパーミナミにも買い物客が多く訪れた。ミナミの女性店員は「野菜や卵が久しぶりの入荷。待ちに待ったお客さんが喜んでいた」と語った。
 北大東では2日に荷揚げしたが一部にとどまり3日に完了した。同午前9時には、2日にできなかった復旧用の大型ポンプ車を陸揚げした。
 同村では排水作業が進み、中野の道路では冠水がほぼ解消。災害派遣の自衛隊員も撤収した。現在は沖縄総合事務局と村が1カ所で排水作業を続けている。(南部報道部・新崎哲史)
18日ぶりにスーパーに野菜や卵など並ぶ 沖縄・南大東で定期船...の画像はこちら >>
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