国指定天然記念物で絶滅危惧種のケナガネズミをロードキルから守ろうと、内閣府沖縄総合事務局は4日、ケナガネズミをデザインした路面表示を国頭村の国道58号に導入すると発表した。
 事務局によると、路面表示のデザインは県立芸術大学に依頼し、視認性を高めるためケナガネズミのピクトグラム(絵文字)を採用。
注意を引きつけやすい暖色系のピンク色にした。脇から道路に飛び出したかのような足跡も描いた。
 路面表示は個体の事故多発時期である9月に、国頭村内の国道58号の6カ所に設置。来年3月ごろにはヤンバルクイナの路面表示も設置するという。同局は「これまで以上に、希少生物に配慮した道路整備を目指す」と話している。(社会部・塩入雄一郎)
天然記念物が道路に飛び出した? ピンクの絵文字が訴えたのは ...の画像はこちら >>
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