【神奈川】県出身のソプラノ歌手、宮良多鶴子さんのサマーコンサート「平和への祈りをこめて」が7月19日、横浜市イギリス館で開かれた。明るく親しみやすいイタリア歌曲「オ・ソレ・ミオ」で華やかに幕開け。
ヨーロッパ民謡「埴生(はにゅう)の宿」「庭の千草」といったポピュラーな曲のほか、懐かしい昭和のメロディーやオペラ独唱曲などで美声を披露した。
 沖縄音楽の先駆者で祖先にあたる宮良長包の代表曲「えんどうの花」は観客を魅了した。多鶴子さんは「家族や故郷を思う魂が込められた歌。戦前から戦後80年がたった今も沖縄の人の心を支えている。過去の歴史から学び、世界の人々が仲良く許し合って前に進んでいってもらいたい」と平和へのメッセージを添えた。ピアノ伴奏は金井信さんが務めた。
ソプラノ歌手の宮良多鶴子さん 「えんどうの花」で観客を魅了 ...の画像はこちら >>
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