南洋のクイナが飛んできた-。東南アジアなどに生息するナンヨウオオクイナが7月28日、沖縄県西原町内で撮影された。
沖縄野鳥の会によると、国内では初確認だという。フィリピンから北上してきた台風8号に巻き込まれて県内に飛来した可能性がある。
 大学生の高木良哉さんが住宅街でうずくまっている鳥を撮影。県内に生息するヒクイナやオオクイナと似ているが、腹部分の黒白の斑点や赤い足などの特徴から同会がナンヨウオオクイナと確認した。同会の山城正邦会長は「クイナの仲間のほとんどは飛べるが、飛翔(ひしょう)力は強くない。撮影者から衰弱した様子だったとの報告もあり、フィリピンなどから台風で運ばれてきたのではないか」と指摘している。
(南部報道部・新崎哲史)
なぜ この鳥が沖縄に? 東南アジアなどに生息のクイナ、国内で...の画像はこちら >>
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