ぴろんぴろん下里(本人提供)

 沖縄県を拠点に活動するピン芸人・ぴろんぴろん下里が、8月13日にTVerの配信番組「稲川淳二の怪談グランプリ 2025 ~全国最恐怪談師決定戦~」(関西テレビ制作)に、沖縄地区代表怪談師として、ファイナリスト4人の一人に選ばれ登場する。審査委員長は怪談家として名高い稲川淳二が務める本格怪談番組。
一般投票を経て決勝に進出した下里は「皆様が僕を押し上げてくれました」と日頃からの縁に感謝し、沖縄ならではの怪談で全国の視聴者の背筋を凍らせる。
 全国から選ばれた8人が予選を競い、決勝進出の4人に絞られた。予選では「覗く女」と題した怪談で、後輩宅で出会った幽霊との物語を、緊迫の表情も交えて語り切った。
 ぴろんぴろん下里は今回、本名の下里賢成で出演する。制作側から「ぴろんぴろん下里という名前が、怪談番組なのに面白すぎる」との指摘を受け、“シリアスモード”にすることで、より怪談の世界観に引き込む。

ぴろんぴろん下里(オリジンlilウェブサイトより)

 下里が怪談を始めたきっかけは、2022年に自身のYouTubeチャンネルで、企画の一つとして怖い話の動画をアップしたことだ。すると再生数が他の動画よりも多くなり、それを機に、うるま市出身の怪談芸人・ヤースーとコラボすると一気にチャンネル登録者が5000人ほど増えた。
 下里の怪談は、自身の実体験をベースにしたものもあるが、YouTubeチャンネルの視聴者や、自ら経営する那覇市の「BAR ぴろちゃん」に集まったお客さんから寄せられた話を、噛み砕いて表現したものもある。
 本番収録を振り返って下里は「普段、怖い話をする時は、普段の会話のような感じですることが多いので、話術を駆使してキャラも入れながら怪談を話している自分には違和感がありました」と気恥しそうに話す。「自然と稲川淳二さんみたいな話し方になっていました」
 そういう素の部分もさらけ出しながら、「若干テンパっている自分も含めて観てほしいなと思います」と語る下里。怪談番組でありながら「怖さ」だけを後に残すのではなく、「面白さ」も含めて楽しんでほしいという芸人魂に、下里の優しい人柄がにじみ出ていた。
 放送の予告編リンクはこちらまで。

 
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後輩宅で遭遇した幽霊が導いた!?  沖縄芸人・ぴろんぴろん下里「怪談グランプリ」全国決勝へ【8/13TVer配信】
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