【東京】中谷元防衛相は8日午前の記者会見で、陸上自衛隊宮古島駐屯地(沖縄県宮古島市)のトップが訓練を監視していた市民をどう喝していた問題について「市民の方々との間でやりとりがあったと承知しているが、詳細な事実関係を確認している」と述べた。
 市民団体「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」によると、今月6日早朝にメンバー2人が新隊員の徒歩防災訓練の様子を撮影しようと「いらぶ大橋海の駅」(同市)の駐車場にいたところ、隊員約20人が来て休憩を始めた。

 メンバーが拡声器で「奇麗な朝日に戦闘服姿は似合わない」と言葉を向けたところ、陸自宮古警備隊の比嘉隼人隊長(1等陸佐)が怒気をはらんだ口調で「そもそも(駐車場利用の)許可取っているんですか」などと尋ねたという。
 その後、比嘉隊長が「じゃあ許可取れ早く。取ってこい」と怒鳴るように言う一連の様子をメンバーが撮影しており、動画共有サイトに投稿されている。
 市民団体は、施設を管理する宮古島市や県から、市民が駐車場を利用するための許可は不要だと確認しているという。

中谷防衛相「市民とのやりとりあったと承知」 宮古島陸自トップ...の画像はこちら >>
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