コンテストは、同校と豆苗やスプラウトなど発芽野菜を取り扱う沖縄村上農園(大宜味村)が主催した。学生25人が6チームに分かれて、栄養価が高い豆苗を子どもたちに食べてもらおうとレシピを考案した。
大賞となったレシピは、ミキサーにかけた豆苗をグラタンに使用。学生らは豆苗の風味や食感を研究し、歯触りや青臭さを解消する方法を考えた。他に、玉ねぎやにんじん、ベーコンなども入っており、栄養満点の一品になった。審査員で同農園の田場典篤取締役営業本部長は「豆苗の可能性を広げることは、沖縄の子どもたちのためになる。たくさんのアイデアに感謝したい」と参加した学生らをたたえた。
大賞を受賞したグループの一人、上江洌龍也さん(27)は「子どもが食べやすいように食材を小さくすることを意識した。グループみんなで楽しく取り組めた」と感想を語った。
(社会部・西平光葉)