芥川賞作家の目取真俊さんが米軍キャンプ・シュワブのフェンスなどを壊したとして、県警が器物損壊の疑いで目取真さんの自宅を家宅捜索したことを受け、ヘリ基地反対協議会(浦島悦子、仲村善幸共同代表)は9日、抗議声明を発表した。沖縄防衛局が被害届を出したとみられることから、「市民を『犯罪者』に仕立て上げようとするもの」「市民への弾圧を強めている」と防衛局や政府を批判している。

 7日の捜索ではスマートフォンやパソコンが押収されたことから、「作家としての目取真氏の日常生活とその糧をも破壊する暴挙」として返却を求めた。
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