オリオンビール(沖縄県豊見城市、村野一社長)が9月にも東京証券取引所に上場する見通しであることが複数の関係者への取材で分かった。県内の製造業での上場は初めて。


 新規株式公開(IPO)の主幹事には、野村証券やSMBC日興証券、みずほ証券が起用される見通し。上場の経緯について、関係者は「県外や海外にも成長していきたい」と説明した。オリオンビールの村野一社長は2024年12月、本紙取材に「投資家から成長性やサステナビリティ、経営の盤石性など厳しい目で評価され、オリオンビールを一段高いところへ昇華できる機会だ」と答えていた。

 オリオンビールは19年、米投資ファンドのカーライル・グループと野村HD参加の投資会社が買収した。同社は今帰仁村で開業したテーマパーク「ジャングリア沖縄」に出資するなど、近年観光事業にも力を入れている。
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