大会参加や練習試合での移動費に役立ててもらおうと、石油精製・販売業の太陽石油沖縄支店(下田正和支店長)は小学校3校のクラブ活動にガソリン60リットル分を給油できる専用クーポンの寄贈を始めた。7月22日には豊見城市立とよみ小学校で贈呈式が行われ、7クラブの保護者にクーポンが贈られた。

 地域課題の解決を目指す公益財団法人「みらいファンド沖縄」がクラブ活動の遠征費高騰問題に取り組む中、同社が支援に加わった。特定の保護者が送迎を担うことも多く、保護者会がクーポンを配分して負担軽減につなげる。
 今年は検証期間として、とよみ小と那覇市立さつき小、銘苅小の3校で実施。5リットル無料クーポン12枚つづりを各クラブの保護者に配布した。豊見城と那覇にある同社特約店ガソリンスタンド「SOLATO(ソラト)」の3店舗で利用できる。文化系活動も対象にしている。
 贈呈式で下田支店長は「移動を伴うクラブ活動を支えていきたい。保護者アンケートでいい反応があれば励みになるので、声を聞いて取り組みを進めていく」と語った。
 男子バレーボールの長嶺クラブ父母会の座安一樹さん(54)は「休日のたびに県内各地を移動するのでガソリン補助は一番うれしい。企業が支援を広げてくれれば多くの保護者が喜ぶと思う」と感謝した。
(南部報道部・新崎哲史)
これは助かる! クラブ活動で送迎する保護者に給油クーポン ガ...の画像はこちら >>
編集部おすすめ