西洋料理のシェフらで作る全日本司厨士(しちゅうし)協会沖縄県本部(喜屋武直彦会長)は2日、与那原大綱曳(ひき)まつりの関連イベントとしては初となる「氷彫刻夏季大会」を与那原町の与那古浜公園で開いた。重さ150キロの氷の塊を使った作品の数々で、来場者にひんやり感を味わってもらう狙い。
8人が出場し、ザ・ナハテラス料理長の末吉孝宏さん(51)が金賞に選ばれた。
 氷の彫刻は通常、ホテルのパーティー会場などで飾る。末吉さんは氷を冷蔵庫で数時間寝かせて軟らかくしてから、のこぎりやのみで彫っているという。
 今大会では「与那古浜公園」と題し、女の子が鳥や犬とたわむれる憩いのひとときを表現した。「感動したり、近くに寄って涼んだりしてもらえるとうれしいですね」とほほ笑んだ。
 県本部は今後、ホテルのプールサイドなどで彫刻イベントを企画し、シェフが腕を磨く機会を増やしたい考え。
 他の上位入賞者は次の通り。(敬称略)
 【銀賞】新垣直人(アイスピープル友の会)
 【銅賞】島袋賀政(EMウェルネス暮らしの発酵ライフスタイルリゾート)
 【奨励賞】當山努(ホテルリゾネックス名護)
(南部報道部・平島夏実)
熱気あふれる沖縄・与那原大綱曳まつり 氷の彫刻に寄って涼んで...の画像はこちら >>
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