県内では警察官などをかたり金をだまし取る特殊詐欺が横行し、県警が認知した被害は昨年、約2億1400万円に上った。署によると、被害は自宅の固定電話や携帯電話に着信があったケースが約7割を占め、多くが「+」の付いた国際電話を利用した手口だったという。
被害を防ぐため、国際電話の利用休止サービスの手続きを紹介した他、固定電話に取り付ける録音機も配布した。
金城雅史生活安全課長は「毎日のように特殊詐欺のニュースが流れているが、被害が減っていない。地域の人から情報を届けることができれば」と話した。
(社会部・平良孝陽)