沖縄県は14日、セグロウリミバエの繁殖を防ぐ「不妊虫」のヘリコプターでの大量放飼(ほうし)を始めた。14日午前中は本部町を中心に100万匹、午後は久米島町を中心に21万匹を予定している。
広範囲へ効果的に不妊虫を放ち、根絶につなげる。
 南城市などでは週5~10万匹を地上から放っている。県病害虫防除技術センターの伊禮信所長は「場所によってヘリで放つか地上から放つか、臨機応変に対応していく。不妊虫の増産体制を整えていきたい」と話した。現在は同センターで週300万匹まで生産できる。将来的に週2400万匹の生産を目指している。

不妊虫のヘリ放飼が始まる セグロウリミバエ根絶へ 本部町に1...の画像はこちら >>
不妊虫のヘリ放飼が始まる セグロウリミバエ根絶へ 本部町に100万匹、久米島町21万匹【動画あり】
ヘリコプターにセグロウリミバエの不妊虫が入ったコンテナを積み込む職員ら=14日、沖縄県病害虫防除センター
編集部おすすめ