米海兵隊は11日、SNSの公式アカウントで、飛行中のヘリから兵士が機関銃を名護市の屋我地島周辺の民間地に向ける写真を投稿した。付近では5月に海兵隊ヘリが発火性のバッグを落としており、市民から反発の声が上がっている。

 投稿によると、写真は第1海兵航空団と空軍の救助訓練。写真には名護市立屋我地ひるぎ学園の校庭やワルミ大橋が写る。
 チョウ類研究者の宮城秋乃さんは、2021年ごろから県民を挑発するような米軍のSNS投稿が増えたと感じている。「県民が投稿でどの程度怒るのか試しているのではないか。米軍の投稿は国内外から閲覧される。沖縄は米軍のものであるとアピールする狙いもあるのでは」と指摘した。
 第1海兵航空団は本紙の取材に対して機関銃に弾薬はなく、発射もできない状態だったと説明。「訓練の透明性を高め、プロ意識や即応態勢などを示すためにこうした写真を共有している」と述べた。
(北部報道部・松田駿太)
米軍ヘリ、銃口を民間地に向け飛行 沖縄・屋我地島上空、眼下に...の画像はこちら >>
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