【多良間】多良間村の伝統行事「アキバライ(スマフシャラ)」が立秋の7日、同村塩川と仲筋で行われ、豚の骨を結び付けた縄を集落各地の入り口につるして疫病侵入防止と無病息災を願った。
 それぞれの役員や実行委員会のメンバーは早朝から縄を編むなど準備した。
16世紀に多良間を統一したとされる土原豊見親を崇拝する仲筋は井戸「アマガー」で、鍛冶神を崇拝する塩川は湧き水が出る「シュガーガー」で祭事を行い、神酒などを供えた。
 仲筋の実行委員会の一人は「村民の健康と豊作を祈願し、みんなで集落を守っていきたい」と話した。(長岡秀則通信員)
豚の骨を集落につるし 健康と豊作を祈願 沖縄・多良間村の伝統...の画像はこちら >>
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