【甲子園取材班】第107回全国高校野球選手権大会第12日は17日、阪神甲子園球場で3回戦が行われた。沖縄尚学はタイブレークの延長11回、仙台育英(宮城)を5―3で退け、8強入りを決めた。
沖尚は甲子園春夏通算30勝目を挙げた。沖尚は大会第13日の19日(火)、準々決勝第4試合(午後3時半開始予定)に出場する。
 沖尚先発の末吉良丞は初回2死走者なしから3番土屋璃空に二塁打、4番川尻結大に右安打を許して1点を失った。末吉の無失点記録は13イニングで止まった。四回裏仙台育英2死二塁では二塁へのけん制球を遊撃手の眞喜志拓斗がそらし、県大会から続く連続無失策記録も止まった。
 沖尚打線は0ー1の二回1死走者なし、宜野座恵夢が中前打で出塁すると、2死一塁で宮城泰成が右前打。これを仙台育英の右翼手が後逸し、一走の宜野座が一気に本塁に生還した。1-1の三回には末吉が甲子園初ヒットを放ち、2死三塁から比嘉大登のエンタイトル2塁打で2ー1と勝ち越した。
 五回裏、末吉は連続死球などで2死満塁のピンチを招くと、川尻に2点適時打で逆転された。だが沖尚は2ー3の七回、先頭の伊波槙人が右安打で出塁。2死二塁とし、眞喜志が左中間を破って同点に追い付いた。
 その後両校ともチャンスをつくるも勝ち越し点は奪えず、試合は3ー3のままタイブレークの延長に突入。
沖尚は延長11回表無死一、二塁、安谷屋の遊ゴロがエラーを誘い、二走の眞喜志が勝ち越しの4点目。続く宜野座が左中間越えの三塁打を放ち、5-3とリードを広げた。
 その裏、粘投する末吉が仙台育英打線をゼロに抑えて169球で完投勝利。12奪三振でベスト8進出、沖尚の甲子園春夏通算30勝目を決めた。

沖縄尚学ー仙台育英 2回表沖尚2死一塁、宮城泰成が右前打を放ち、敵失で同点に追い付く=甲子園球場(喜屋武綾菜撮影)
沖縄尚学ー仙台育英 力投する沖尚の先発・末吉良丞=甲子園球場(喜屋武綾菜撮影)
沖縄尚学ー仙台育英 3回表沖尚2死三塁、比嘉大登が勝ち越しの左越え適時二塁打を放つ=甲子園球場(喜屋武綾菜撮影)

 
 
 
 
 
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沖縄尚学、8強入り 仙台育英に5ー3、延長11回の激闘制す 春夏通算で30勝目 夏の甲子園3回戦
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