【名護】めっきりと姿を見る機会が少なくなったスズメ(スズメ科)が名護市川上の通称「ファーラブク」の田んぼの農道沿いで観察できた。一期作の刈り取りが終わった後に、体長15センチほどのスズメおよそ10羽の群れが田んぼと農道を行き来し、こぼれ種のもみを忙しそうに突いていた。
方言では「クラー」や「クラァーグヮー」などと呼ばれる。
 一方、同市三原の通称「ミチェガチ」の干潟では渡り鳥のコサギ(サギ科)1羽がヒルギの根元で餌探しをしていた。冬期に群れで飛来していたが、夏場になるとすっかりと姿が見えなくなっていた。
 同個体は繁殖地へは戻らず沖縄の夏を楽しんでいるようだ。くちばしと足が黒いが足指は黄色みを帯びている。後頭部の2本の細長い飾り羽が特徴。
(玉城学通信員)
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